焼き芋を冷やすと嬉しい効果がある?
焼き芋を冷やすと嬉しい効果がある?
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甘くてホクホクの焼き芋ですが、どのような栄養素が含まれているのかよくわからない方がいるかもしれません。焼き芋の栄養素と冷やすと嬉しい効果について詳しく紹介します。
冷やしておいしい焼き芋を食べましょう。
焼き芋の栄養
焼き芋には、さまざまな栄養が含まれています。便秘を解消する食物繊維やヤラピンなどが含まれています。焼き芋の栄養を紹介しますので、チェックしてみてください。
食物繊維
さつまいもに含まれる食物繊維は、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類です。
水溶性は便をやわらかくする働きがあり、不溶性は便のかさを増して便通を促す働きがあるといわれています。
2種類の食物繊維でおなかの中がきれいになります。
ヤラピン
ヤラピンは、さつまいもにしか含まれていない栄養素で、さつまいもを切ったときに出る白い液体のことで、
皮から5mm以内のところに多く含まれています。腸のぜん動運動を促して、便をやわらかくする働きがあります。焼き芋は皮ごと食べましょう。
カリウム
さつまいもには、カリウムが豊富に含まれています。カリウムには、体内のナトリウムを排出するという働きがあるので、むくみを解消します。むくみに悩んでいる方は、ぜひ焼き芋を食べてください。
ビタミンE
さつまいもに含まれるビタミンEは、抗酸化作用があります。過酸化脂質が体内にできるのを抑制する働きがあるので、老化を防ぐ効果があります。動脈硬化などの生活習慣病も予防ができるので、焼き芋を食べましょう。
焼き芋は冷やすと嬉しい効果がある?
出来たてのホクホクとした焼き芋はおいしいですが、焼き芋は冷やすと嬉しい効果があることを知っているでしょうか?
焼き芋を冷やすと便秘の改善や血糖値の上昇を抑えるなど、さまざまな効果を紹介します。
焼き芋は冷やして食べましょう。
GI値が低くなる
GI値とは、食後の血糖値の上昇度合いを表した数値です。GI値が高い物は血糖値が急激に上がり、低い食品は緩やかに上昇します。
糖尿病や動脈硬化をはじめ、網膜症や腎症、神経障害などさまざまな疾患を引き起こす可能性が高くなります。
さつまいもはGI値が低い食材ですが、焼き芋は長時間熱を通すので、でんぷんが麦芽糖に変わり、GI値が高くなります。
それでは、なぜGI値が低くなるのか、疑問に感じる方は多いかもしれません。
焼き芋は冷やすことで糖化したでんぷんの一部が「レジスタントスターチ」に変わります。
レジスタントスターチは、消化されにくいので、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果があるので、GIが低くなります。
便秘の改善
焼き芋を冷やした際に、でんぷんの一部がレジスタントスターチになり、食物繊維と同じ働きを持っています。
排便を促してくれるので、便秘しがちな方におすすめです。
さつまいもは、もともと食物繊維が豊富ですが、レジスタントスターチが加わることで、食物繊維の効果をさらに受けられます。
ダイエットの効果が高まる
冷やした焼き芋に含まれるレジスタントスターチは、ダイエットにも効果があります。
レジスタントスターチの食物繊維は、便秘の改善や脂肪の蓄積にも役立つので、ダイエットをサポートしてくれます。
ダイエットしたいと考えている方は、ぜひ焼き芋ダイエットに挑戦してみてください。
肌の調子が整えられる
便秘の際は、肌の調子が悪くなったり、吹き出物が出たりしたことはないでしょうか?
冷やした焼き芋は食物繊維が豊富で便通が良くなるので、腸内環境が改善され、肌の調子が整えられます。
焼き芋を冷やして食べよう!
焼き芋には、さまざまな栄養が含まれていて、冷やすことで効果が高まります。
GI値が低くなったり、便通が改善したりと嬉しい効果があります。
ダイエットの効果もあるので、焼き芋は冷やして食べましょう。