大学芋にぴったりの芋の種類とは?さつま芋の系統別特徴を解説
大学芋に最適な芋の種類とは。種類別味の特徴を解説
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甘いタレにカリッホクッとした食感が美味しい大学芋。大学芋の材料がさつま芋であることは皆さんご存知でしょう。
しかし、一口にさつま芋と言っても、例えば「紅はるか」「安納芋」「鳴門金時」など種類はたくさん。そして、種類によって、同じ料理を作っても味わいは全く違うものになることはご存知ですか?
今回は大学芋に使うさつま芋の種類について、それぞれどのような特徴があるのか、大学芋にはどの種類が最も合うのかを解説します。
系統別さつま芋の種類
一口にさつま芋と言っても、その種類は豊富であり、なんと現在正式に登録されているものだけでも60品種あるのです。さらにさつま芋の食感も品種によって違いがあり、主に「ホクホク系」「ねっとり系」「しっとり系」の3つに分かれます。
ここではそれぞれの食感別に、人気の品種をご紹介します。
ホクホク系
この系統は、水分量が少なく食べるとサラサラの舌触りを楽しめます。昔ながらの焼き芋が好きな人におすすめです。人気の品種としては、以下が挙げられます。
- 鳴門金時
- 五郎島金時
- 紅あずま
- 紅こまち
- 紅さつま
- 紅こがね
- 宮崎紅
- 高系14号
- とみつ金時
- パープルスイートロード
ねっとり系
水分量が多く、糖度が高いため、クリーミーな食感が特徴です。今までにない食感の焼き芋が作れるとして、近年人気が出てきました。特に安納芋は一躍ブームとなったさつま芋で、焼き芋はもちろんスイーツの材料としても根強い人気があります。
その他の代表的な品種は以下の通りです。
- 安納芋
- 紅天使
- 紅優甘
- 甘太くん
- いもジェンヌ
- クイックスイート
しっとり系
程よい甘味に滑らかなのどごしのしっとり系は、ホクホク系とねっとり系のちょうど中間の食感です。上品な甘さなので、スイートポテトや芋羊羹などのスイーツ作りにぴったりです。代表的な品種には以下のものが挙げられます。
- シルクスウィート
- 紅はるか
- 紅まさり
- あいこまち
- ひめあやか
- めんげ芋
- アメリカ芋
大学芋におすすめの種類は?
さつま芋には様々な品種があり、食感も違います。そのため、同じさつま芋料理でも芋の種類を変えると味わいにも違いが出てくるのです。
せっかくならば、料理にぴったりの芋を使った良いですよね。大学芋におすすめの種類は何か見てみましょう。
大学芋には「しっとり系」がおすすめ!
大学芋におすすめのさつま芋は、「しっとり系」です。大学芋は油で揚げたさつま芋に甘いタレをかけた料理なので、ホクホク系は中の芋がパサついてしまいますし、ねっとり系の芋は甘みがくどく感じてしまうでしょう。
その点、しっとり系の芋は滑らかな舌触りで食感が良く、上品な甘みはタレと合わせてもくどくありません。そのため、大学芋はしっとり系のさつま芋が合うのです。
ホクホク系は二度揚げでしっとり感を出して
スーパーなどで売っているさつま芋は、ホクホク系が多いです。そのため、「大学芋を作りたいのに、ぴったりのさつま芋がない!」という場合もあるでしょう。
そんなときは、二度揚げがおすすめです。一度揚げた後、もう一度揚げることで外はカリッと、中はしっとりとした食感にすることができますよ。
ねっとり系で大学芋を作るなら油はねに注意!
甘みが強い方が好きという人は、ねっとり系のさつま芋で作るのもおすすめです。その際、水分量が多いので、油で揚げるときに油はねには十分注意してくださいね。
大学芋には「しっとり系」のさつま芋がぴったり!
さつま芋は現在60種以上もの品種があり、食感も大きく3つに分かれます。それぞれ合う料理が異なり、大学芋にはしっとり系のさつま芋がぴったりです。
もちろん、好みに合わせて他の芋で作るのもおすすめです。ぜひ、色々な種類のさつま芋で大学芋を作り、お好きな味の種類を探してみてくださいね。
おいもやでは様々な品種のさつま芋メニューを取り扱っております。数種類の焼き芋の食べ比べが楽しめるセットや、半解凍でも美味しい中華ポテト、芋けんぴなどご用意しておりますので、ぜひそれぞれの芋の美味しさをお楽しみください。