さつまいもが腐るとどうなる?見分け方を解説
購入したときに比べて色や感触が違うけれど、まだ食べられるのだろうか…と不安に思った経験はありませんか?さつまいもを保存するときの温度や湿度が適切でない場合や、放置しすぎてしまった場合には腐って食べられなくなってしまう可能性があります。この記事では、さつまいもが腐ったときの変化や美味しく食べられる期限を保存方法別にご紹介します。ぜひチェックしてくださいね。
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さつまいもが腐る原因は
さつまいもが腐る原因には、温度や湿度が深く関係しています。スーパーで販売されているさつまいもはビニール袋に入っている場合が多く、そのまま袋から出さずに放置していると湿気がこもってしまい、たった数日間で腐ってしまうため注意しましょう。
またさつまいもを保管するのに適した温度は、およそ14℃前後だと言われています。それよりも温度が低くなってしまうと、寒さに弱い性質を持つさつまいもは、低温障害を起こして腐ってしまうため、ある程度の温度を保つことが必要です。それに対して温度が高すぎると、さつまいもから芽が出て腐ってしまう原因になります。
さつまいもが腐るとどう変化する?
ここからは、さつまいもが腐ってしまった場合の変化をご紹介します。まだ食べられるかを見分ける際の参考にしてみてくださいね。
変色する
表面が黒くなっていたり、カビが生えて白っぽくなっている場合には、さつまいもが腐っているサインです。切ったときの見た目に問題がなくても、カビの菌などが中身にも染み込んでしまっている可能性があるため、そのまま破棄しましょう。
さつまいもに含まれるポリフェノールの一種のクロロゲン酸の色である場合や、低音障害で黒ずんでいるだけのこともありますが、明らかに酸っぱい臭いがしているなど、傷んでいそうな場合には食べないようにしてください。
シワシワになる
さつまいもの実や皮の部分がシワシワになっているのは、水分が抜けてしまっているサインです。表面が乾燥しているということは、中身も水分が抜けてスカスカになってしまっている可能性が高いため、食べない方が良いでしょう。切って断面を見たときにギュッと縮んでいるものは、水分が抜けきってしまっているため、食べるのをやめてください。
やわらかくなる
生のさつまいもは通常、包丁でも切りにくいくらい硬いものです。保存する気温が高すぎたり低すぎたりすると、実が柔らかくブヨブヨになってしまい、加熱しても美味しくありません。水分が染み出しているような場合には、食べないようにしてください。
さつまいもが美味しく食べられる期限
ここからは、さつまいもが美味しく食べられる期限を、保存方法別にご紹介します。
常温
さつまいもを常温で保存する場合の日持ちの目安は、一度水で洗っているか土がついている状態かで大きく変わります。土がついているさつまいもは、風通しの良いところに置いておくことで、3ヶ月から半年程度食べられます。一方で一度水洗いしたさつまいもは、1ヵ月ほどが限度です。スーパーで購入したさつまいもは大抵洗浄済みのものが多いため、1ヵ月程度を目安にして食べ切りましょう。
冷蔵保存
さつまいもは常温での保存が基本ですが、夏場や湿度の高い時季には、新聞紙で包み野菜室で保管しても問題ありません。その場合には、2週間から1ヶ月程度日持ちします。常温保存よりも傷みやすくなるため、できるだけ早く食べてしまいましょう。
冷凍保存
加熱調理を加えてから冷凍すると、およそ1ヶ月ぐらいは美味しく食べられます。生のまま冷凍するとボソボソとした食感になって食べにくくなってしまうため、必ず加熱してから冷凍してください。加熱したさつまいもをマッシュした状態で保存しておけば、お菓子作りなどにそのまま活用できるため便利ですよ。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、さつまいもが腐ったときの変化や、さつまいもが美味しく食べられる期限を保存方法別にご紹介しました。さつまいもは、基本的には長期保存のできる食材ですが、保管方法が適切でないとすぐに傷んでしまいます。傷んでいるサインを見逃さずに、安心して美味しく召し上がってくださいね。