子供のおやつに「干し芋」がおすすめ!理由と食べ方を解説
「子供のおやつに干し芋がおすすめ」だと知っていましたか?「おいしい」と子供が喜ぶだけでなく、食事だけでは足りない栄養の補給源としても大切なおやつに、干し芋はぴったりなのです。そこでこの記事では、子供のおやつに干し芋がおすすめな理由と注意点、食べ方などについて紹介します。子供のおやつ選びに悩みがちだという方はぜひチェックしてください。
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子供のおやつに「干し芋」が向いている理由
子供のおやつに干し芋が向いている理由は、主に「①子供に嬉しい栄養価」「②糖分や油分が多すぎない」「③保存料・添加物を含まない」の3つがあげられます。ひとつずつチェックしていきましょう。
①子供に嬉しい栄養価
干し芋には、日本人が不足しがちと言われている食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維はお腹の調子を整えたり、便を増やして便秘解消を助けたりする働きを持ち、便秘がちな子供に嬉しい食材です。またカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄など、子供の成長と健康を助けるミネラルも豊富。
ミネラル類は体内で形成されないため、食事で摂ることが大切です。またビタミン類もしっかり含まれており、疲労回復を助けるビタミンB1をはじめ、ビタミンE、Cなどを摂取できます。
②糖分や油分が多すぎない
干し芋は自然な甘さとヘルシーさが特徴。甘さの理由はさつまいもの糖質で、砂糖を含んでいるわけではないためケーキやドーナツなどのおやつに比べて糖分は控えめです。また油で揚げたり炒めたりしていないので、スナック菓子などと比較して油分もほとんど含みません。
カロリーや糖質が低いわけではないものの、食べた後の血糖値の上昇率を示す「GI値」は低く、食べても太りにくい食品とも言われています。
③保存料・添加物を含まない
干し芋の商品の多くは保存料(防腐剤)や食品添加物を含んでいません。中には含むものもあるので確認が必要ですが、もともと干し芋自体が甘くて美味しく、かつ保存がきく性質を持つ食品なので、自然100%の無添加商品も多く販売されているのです。子供の健康や味覚の発達に優しい食品だと言えます。
干し芋をおやつに出す時の注意点
続いて、干し芋を子供のおやつとして食べさせる時の注意点を3つ紹介します。
食べさせすぎない
干し芋はヘルシーで食べても太りにくい食品と紹介しましたが、カロリーは100gあたり約300キロカロリーと高めで、糖質量も100gあたり約60gと高めです。適量であれば太りにくい食品だと言えますが、大量に食べると摂取カロリー量が高くなり、太る原因になる可能性が。また食物繊維の過剰摂取により便秘や下痢を引き起こすこともあるので、食べさせ過ぎは禁物です。
年齢に合わせて噛みやすく工夫する
干し芋は「かたさ」も特徴のひとつです。噛み応えのよい食べ物は、子供の顎の成長や口周りの筋肉の成長を促すなどのメリットもありますが、年齢によってはかたすぎて顎を傷めたり、喉に詰まらせてしまったりする可能性も考えられます。
しっかり噛めるようになるまでは食べさせるのを控えるか、またはふやかして柔らかくしたり、小さくカットしたりといった工夫をすることをおすすめします。
タイミングを考える
干し芋は満腹感を感じやすく腹持ちがよい食べ物なので、食事の前に食べるとご飯が食べられなくなってしまうことがあります。ご飯の時間に近いタイミングであげるのは控えましょう。
干し芋の調理方法・食べ方
最後に、干し芋を子供のおやつとしてあげるときにおすすめの調理方法・食べ方を紹介します。
そのまま食べる
干し芋は凝縮した自然の甘みを持っているので、そのまま食べても美味しく楽しめます。特に、味覚が未発達な子供にとって、人工的でない優しい美味しさの食べ物を味わうことは大切です。小さい頃から人工的な味や強い味に慣れてしまうと、味覚が上手に発達せず、将来味の濃いジャンクフードなどを好むようになってしまうとも言われています。
オーブントースターで約1分
オーブントースターにアルミホイルをしいて干し芋を置き、約1分焼くと、さつまいもらしいホクホク感が味わえます。ひっくり返して両面焼いてもおいしいです。ちょっと焦げ目をつければ、香ばしい匂いが出て食欲をそそります。
電子レンジで30秒チン
耐熱皿に乗せて電子レンジで30秒チンすると、干し芋が少し柔らかくなり、半生のような状態が楽しめます。甘さもより強く感じられるので、甘いものが好きな子供にもおすすめです
子供のおやつは干し芋にしよう!
子供のおやつに「干し芋」がおすすめな理由を紹介しました。とにかく魅力的なのは、ナチュラルなおいしさと、栄養価の高さ。カロリーと糖質が高いので食べ過ぎには注意が必要ですが、成長期の子供に嬉しいエネルギー源であるとも言えます。身体によくておいしい干し芋を、ぜひ子供のおやつに取り入れてみてください。