干し芋を食べる5つのメリット|美容や健康に嬉しい食品?
「干し芋は美容や健康、ダイエットによい」という噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。確かに干し芋を食べることには、さまざまなメリットがあります。そこでこの記事では、干し芋を食べることで得られるメリットの中から代表的な5つのメリットを紹介していきます。干し芋が好きな方や、身体によい食べ物を探している方など、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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干し芋を食べるメリット
早速、干し芋を食べる5つのメリットを見ていきましょう。
①さつまいもの2倍の食物繊維配合で便秘解消へ
干し芋は100gあたり約6gもの食物繊維を含みます。これは生のさつまいもの約2倍。水分が飛んだことで栄養価が凝縮しているため、少ない量でたくさんの食物繊維を摂取できるのです。干し芋に豊富に含まれている食物繊維は、腸内環境を整えたり便のかさを増やしたりすることにより、便秘解消や予防に効果が期待できる嬉しい栄養成分。
現代の日本人は食物繊維が不足しがちだと言われており、積極的に食べたい成分でもあります。
②抗酸化作用を持つビタミンEが豊富
干し芋にはビタミンA、Cなどビタミン類も豊富です。その中でも注目したいのは、高い抗酸化作用を持ち細胞の老化防止に役立つ言われる「ビタミンE」。若々しくみずみずしい肌を保つのをサポートすることから「若返りのビタミン」という異名も持つ、美容に嬉しい栄養成分です。
ビタミンEは野菜類のなかでも干し芋の原料であるさつまいもに多く含まれています。たくさん含まれている食品はなかなかないため、食品では摂取が難しいとも言われています。
③低GI食品だから太りにくい
干し芋は炭水化物なので糖質量は多いものの、食後の血糖値の上昇率を示す「GI値」は55と低めな「低GI食品」です。血糖値が急上昇すると、脳が血糖値を下げるために「インスリン」を過剰に分泌します。
インスリンは糖分を脂肪に変えて身体に溜め込む性質を持つため、太る原因になるのです。干し芋は血糖値を急上昇させないため、食べても太りにくい食品であると言えます。
④女性に嬉しい鉄分もたっぷり
干し芋100gに含まれる鉄分は約2mg。まぐろの赤み(生)100gに含まれる鉄分は約1.8mgなので、鉄分も豊富であることがわかるでしょう。鉄分は特に女性にとって大切な栄養価。日本人女性のうち、月経のある女性の5人に1人は貧血であるとも言われており、月経のある成人女性の1日の目標量は10.5~11.0mg、妊娠初期・授乳期は+2.5mg、妊娠中期・後期は+9.5mgと言われています。
⑤ビタミンB1も豊富で疲労回復に!
干し芋に含まれるビタミンB1の量は、柑橘類の2倍とも言われています。ビタミンB1は疲労回復に効果のある栄養成分。炭水化物などの糖質をエネルギーに変換するのに欠かせないビタミンで、不足するとエネルギー代謝が低下して疲労を感じるのです。疲労感が溜まっている時にも嬉しい効果が期待できます。
干し芋を食べる時のポイント
続いて、干し芋を食べる時にメリットを得るためのポイント・注意点を紹介していきます。
食べる量をコントロールする
干し芋はGI値が低く太りにくい食品ですが、カロリーは100gあたり約300キロカロリーと高めです。大量に食べると太る原因になるので、食事の摂取カロリーを考慮して食べる量をコントロールしましょう。
よく噛んで食べる
かための食感でかみごたえがある干し芋。噛むと満腹中枢が刺激されるので、干し芋を食べる時もよく噛んで食べることで少量でも満足感を得やすいです。また噛むこと自体にも、口の周りの筋肉や表情筋が鍛えられる、脳が活性化されるなどのメリットがあります。
1日にどれくらい食べてもいい?
間食で食べるなら1日60g程度がおすすめ。大きめにカットされた干し芋でだいたい2〜3枚です。60g食べるとカロリーは約180キロカロリーに抑えられます。ケーキやスナックなど高カロリー・高脂質なおやつを食べていた方は、干し芋に置き換えるだけで様々なメリットが得られるでしょう。
もっとたくさん食べたい時は、食事の炭水化物や揚げ物の量を減らして、1日の総摂取カロリーを考えながら食べることが大切です。大量に食べすぎると食物繊維の過剰摂取で便秘や下痢を引き起こしたりすることも考えられるので、多くても1日200gくらいに抑えることをおすすめします。
干し芋を食べるメリットに注目してみよう
干し芋を食べるメリットを紹介しました。便秘解消・腸内環境に嬉しい食物繊維や、美容に嬉しいビタミンEなどが豊富で、美容や健康に嬉しい栄養価が高いのが魅力。その上、適量なら食べても太りにくいのも嬉しいポイントです。食物繊維やビタミン、ミネラルが不足しがちな方、美容・健康を意識した食事をしたい方、ダイエット中の方などはぜひ干し芋を取り入れてみてください。