さつまいもを甘くする調理方法や保存方法を徹底解説!
家にさつまいもがあるけれど、食べてみるとなんとなく甘さが足りない…と感じることはありませんか?さつまいもは、調理法や保管方法によって、甘さのレベルが変化します。この記事では、さつまいもを甘くする調理方法や保存方法をご紹介します。ほくほくの甘いお芋を自宅で食べたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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さつまいもが甘くなる仕組み
実は獲れたてのさつまいもはそれほど甘くありません。収穫した直後からさつまいもに含まれるデンプンが徐々に分解されて麦芽糖に変化することで、糖度が上がるのです。また加熱する際、最も酵素が活発になり糖度が上がるための適温は、60℃〜75℃の間とされています。それ以上でも以下でも酵素の働きは弱まってしまうため、適温を守りじっくりと加熱することが大切です。
さつまいもを甘くする調理方法5選
ここからは、さつまいもを甘くする調理法をご紹介します。なお調理に使用するさつまいもは、約300g程度を想定しているため、さつまいもの大きさによって加熱時間を調整してください。
電子レンジ調理
- 洗ったさつまいもをキッチンペーパーで包み、そのまま水で濡らします。さらに上からラップで包みましょう。
- 600Wに設定した電子レンジで、1分30秒温めてください。
- 200Wに設定を変更し、さらに10分ほど加熱します。
- 竹串を刺して十分に柔らかくなっていれば完成です。
最初に600Wで加熱して一気にさつまいもの温度を上げ、そのまま70℃前後をキープできるように低温で加熱することで、効率よく糖化が進み甘く仕上がります。
オーブン調理
- 洗ったさつまいもを、そのままアルミホイルで包んで、160℃に設定したオーブンで1時間20分〜30分ほど加熱します。
- オーブンの庫内に、粗熱が取れるまで放置しておきましょう。
- 竹串を刺して、火が通っているかを確認できたら完成です。
低温から徐々に温度を上げていくことで、糖化が進みやすくなるため、予約なしで加熱するのが甘く仕上げるポイントです。
炊飯器調理
- 洗ったさつまいもを炊飯釜に入れて、さつまいもが半分つかる位の水を入れます。
- 通常の炊飯モードで炊くだけで完成です。
さつまいもが炊飯器に入れて入らない場合には、適当な大きさに切って入れても問題ありません。炊飯器の種類によっては、米を炊く以外の使用を禁止している製品もあるため、説明書を確認してください。
フライパン調理
- 洗ったさつまいもをキッチンペーパーで巻き、水で濡らしたら、さらに上からアルミホイルで二重に包みます。
- 包んださつまいもをフライパンにのせたらしっかり蓋をして、弱火で20分程度蒸し焼きにします。
- さつまいもを裏返して、そのままの火力で15分程度加熱します。
- 竹串を刺して、火が通っていたら完成です。
フライパンを使った調理は下からの熱が伝わりやすいため、アルミホイルを二重に巻いてください。
トースター調理
- トースターにアルミホイルを敷いて、洗ったさつまいもをそのままのせます。
- 200度で850Wに設定して、20〜25分ほど加熱します。
- さつまいもを裏返し、さらに20分加熱しましょう。
- 竹串を刺して、スッと通ったら完成です。
上記の方法はアルミホイルに包まないため、皮はパリッと仕上がり、中はホクホクとした食感を楽しめます。アルミホイルに包んで焼けば、しっとりとした食感に仕上がるでしょう。
さつまいもを甘くする保存方法
さつまいもを購入してから、一定の温度と湿度の条件下で保存することによって、でんぷんが糖化して熟成が進み、より甘味が増すことが知られています。さつまいもを熟成させるためのポイントは以下の通りです。
- 14℃前後の場所に置いておく
- 最低でも1ヵ月以上は熟成時間をおく
- 新聞紙に包んで熟成させる
これらの条件を満たして熟成させることで、収穫してすぐよりの状態よりもしっとりとした質感に変化し、甘みも増しているはずです。
まとめ
いかがでしたか。さつまいもを甘くする調理方法や保存方法を紹介しました。さつまいもは収穫したばかりの状態よりも、上手に熟成させて適温でじっくり火を通しながら調理することによって、ぐんと甘みが増します。
今回の記事では、電子レンジやトースターなどを使った、さつまいものさまざまな調理方法をご紹介したので、自宅の調理環境や好みに合わせて、ぜひ挑戦してみてくださいね。