さつまいもは皮ごと食べても大丈夫!メリットや洗い方を解説
料理やスイーツなどに大活躍のさつまいもですが、食べるときに皮を取って、捨ててしまっていませんか?実はさつまいもの皮には栄養素がたっぷりと含まれており、捨ててしまうのはかなりもったいないのです。この記事では、さつまいもを皮ごと食べるメリットや、さつまいもの皮の洗い方をご紹介します。さつまいもの皮には、美容や健康にも嬉しい成分がたっぷりなので、気になる方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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さつまいもを皮ごと食べないのはもったいない!
苦味を感じたり食感が悪いといった理由で、さつまいもの皮を捨ててしまう人は多いようです。しかしさつまいもの皮や、皮の周りには、普段の食生活の中ではなかなか摂取できない、貴重な栄養素がたくさん含まれています。
ただしさつまいもの皮の部分は繊維状になっているため、消化器官の弱い方や、消化器官が未発達の小さなお子様は大量に食べないように注意しましょう。
さつまいもを皮ごと食べるメリット
ここからは、さつまいもを皮ごと食べるメリットを3つご紹介します。
デトックス効果を得られる
さつまいもの皮付近に豊富に含まれている「ヤラピン」という成分には、排便を促す作用があるため、食物繊維とあわせて摂ることで腸内環境を健やかに保てるでしょう。悪玉菌が減って便秘が解消されると、老廃物をスムーズにデトックスできるため、体の内側からケアすることができます。
消化器官の調子が良くなる
ヤラピンは粘膜を保護して消化器官の健康を保ってくれる作用がある胸焼け防止に効果的な栄養素で、さつまいもの皮やその周りに含まれています。さつまいもは消化に時間を要する食べ物なので、胸やけをしてしまう人も多いようですが、皮ごと食べることで解消できる可能性があります。
アンチエイジング効果
さつまいもの皮付近に含まれる「クロロゲン酸」は、皮の近くに存在する「アク」の成分ですが、実はポリフェノールの1種で、生活習慣病の予防効果や高い抗酸化作用を持っています。さつまいもを皮ごと食べることで、活性酸素を除去できるため、動脈硬化や老化を防止できるでしょう。
またさつまいもの皮には、色素成分であるアントシアニンやビタミン類が豊富に含まれています。新陳代謝アップや血行促進効果、コラーゲンの生成を促進する効果があるため、若々しさを保つためにも、皮ごと食べる習慣をつけましょう。
さつまいもの皮の洗い方
さつまいもを皮ごと食べるためには、皮の部分をきれいに洗う必要があります。
- さつまいもを水をたっぷりと張ったボウルに入れて、10分程度浸けておきましょう。
- 手やスポンジを使って、皮を擦り落とさないようにやさしく水洗いします。
さつまいもの皮を洗う際のポイント
ここでは、さつまいもの皮を洗う際のポイントをご紹介します。
調理する直前に洗う
さつまいもは水に濡れると傷みやすくなってしまいます。保存する際にはできるだけ水気や湿気を避けて、必ず調理する直前に洗いましょう。
さつまいもの芽やヒゲは食べられる
じゃがいもの芽に毒性があることは広く知られているため、さつまいもの芽にも同様に毒性があると思う方は多いようです。しかし、じゃがいもはナス科でさつまいもはヒルガオ科に属する野菜であり、全くの別物です。さつまいもの芽やヒゲには毒性が含まれていないため、取り除く必要はありません。きれいに洗って皮ごと美味しく召し上がってください。
黒い部分は取り除く
さつまいもの黒くなっている部分は、ヤラピンやクロロゲン酸が原因で繊維化した部分か、低温障害を起こして傷んでしまった部分です。食べても人体に悪影響はありませんが、味が落ちているので取り除くことをおすすめします。
アク抜きをすることで苦味が減る
さつまいもの皮が苦くて食べられない方は、水に10分ほどさらしてアク抜きをしてみましょう。皮付近に多く含まれるアクとヤラピンなどが原因で、苦く感じてしまう場合があります。先述した通り、ヤラピンは美容や健康にとても良い成分なので、流出しすぎないよう、手早くアク抜きを済ませましょう。
まとめ
いかがでしたか。この記事では、さつまいもを皮ごと食べるメリットや、さつまいもの皮の洗い方をご紹介しました。さつまいもの皮には、普段の食生活で摂取しにくい栄養素がたっぷりと含まれています。皮ごと食べれば、食品ロスを防げるだけではなく、生活習慣病予防やアンチエイジング効果などの美容や健康にうれしいメリットがあります。捨てるのはもったいないので、ぜひ皮ごと食べてみてくださいね。