さつまいものアク抜きは必要?アク抜きの方法や時短ワザを紹介!
さつまいもを料理に使うには、アク抜きをする必要があると聞いたことがあるけれど、本当に必要なの…?と迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。結論からお伝えすると、さつまいもをおいしく食べるためには、アク抜きが必須です。
この記事では、さつまいものアク抜きが必要な理由と、アク抜きの方法をご紹介します。時短テクもお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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さつまいものアク抜きは必要?
さつまいもを切って放置していると、断面が黒く変化してしまいますが、この変色はさつまいもの「アク」によって引き起こされています。具体的にはクロロゲン酸やヤラピン、タンニンなどの、防虫効果のある成分です。これらの成分が人体に悪影響及ぼすことはありませんが、渋みや苦味を感じたり色が黒くなってしまったりするため、アク抜きをした方が良いでしょう。
さつまいものアク抜きを行うメリット
それでは、さつまいものアク抜きを行うメリットを見ていきましょう。
- アクの成分が空気に触れて酸化することを防ぎ、鮮やかな色に仕上がる。
- 調味料が浸透しやすくなり、料理の味が引き立つ。
- アクを取り除くことでえぐみが抑えられ、苦味や渋みが軽減する。
アク抜きを行う方法
ここからは、さつまいものアク抜きをする方法をご紹介します。用意するものは大きめのボウルと水のみなので、ぜひ試してみてください。
- さつまいもの両端にある硬い部分を落として、調理したい大きさにカットする。皮を食べない場合には、この段階で剥いておきましょう。
- 酸化を防ぐためカットしたらすぐにボウルへ移して、たっぷりと水を加えます。
- 約5分ほど浸し、一度濁った水を捨てます。
- 再度、10分程度水に浸します。濁りが気になる場合には、何度か水を入れ替えましょう。
上記の方法で、アクがきれいに抜けておいしく召し上がれます。調理の前には、さつまいもについた水気を拭き取ってから使用してください。
【裏技】アク抜きを時短で行うポイント
ここでは、アク抜きを時短で行う裏技をご紹介します。急いで調理を始めたいときなどに、ぜひ役立ててくださいね。
皮を厚めに剥く
急いでアク抜きをしたい場合には、いつもよりも厚めに皮を剥きましょう。アクの成分は、皮の部分に多く含まれているため、その部分を取り除くことでえぐみを減らすことができます。皮を厚めに剥いた場合には、アク抜きを行わずにそのままでも調理できますが、短時間でも水に浸けておくことで、さらにおいしく食べられます。
手で揉んでアクを出す
さつまいもを水に浸す際に、手で揉んでアクを押し出すことでアク抜きの時間を短縮できます。またお米を研ぐようにして、白濁がなくなるまで水を取り替えながらかき混ぜるのもおすすめです。
アク抜きが必要な料理と不要な料理
料理の特性によって、アク抜きが必要かどうかは異なります。ここでは、アク抜きをした方が良い料理と、アク抜きをしなくてもおいしく食べられる料理をご紹介します。
アク抜きが必要な料理
さつまいもを煮物にする場合には、調味料の味をしっかり染み込ませるためにアク抜きを行いましょう。さつまいものえぐみが煮汁にも広がってしまった場合、他の具材も渋くなり、味が落ちてしまう場合があります。また、輪切りにしたさつまいもを天ぷらにして揚げるときにも、アク抜きをせずに調理すると切った場所が黒くなってしまい見た目が悪くなります。そのため、さつまいもの断面を美しく見せたい料理の場合にもアク抜きを行いましょう。
アク抜きが不要な料理
さつまいもはじっくり火を通すことで甘みが増して、えぐみを感じにくくなります。そのため、さつまいもを丸ごと使って焼き芋や蒸し芋にする場合には、アク抜き不要です。
まとめ
いかがでしたか。さつまいものアク抜きが必要な理由や、アク抜きの方法をご紹介しました。アク抜きが必要かどうかは、調理法や求める味次第です。見た目が大事な料理や、調味料をしっかり染み込ませたい料理に使うときには、手間を惜しまずにアク抜きを行いましょう。
アク抜きを行うには特別な道具も必要なく、水とボールのみで簡単に行えます。しっかりと下処理を行い、さつまいもをおいしく召し上がってくださいね。