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大学芋

 

「芋けんぴ」と「大学芋」の違いを解説します

 

この記事を読むための時間:3分

 

日本全国で食べられている「芋けんぴ」は、さつまいもを材料とするお菓子です。ほかにも、さつまいもから作られた代表的なお菓子である「大学芋」を子供の頃から、食べていた方も多いのではないでしょか。

「芋けんぴ」と「大学芋」は似ているようで、異なるお菓子です。そこで、本記事では、「芋けんぴ」と「大学芋」の違いについてまとめました。

 

「芋けんぴ」と「大学芋」の異なる点

「芋けんぴ」と「大学芋」は、明確に異なる点がいくつかあります。そもそも、「芋けんぴ」と「大学芋」自体の名前や発祥に違いがあり、歴史的な観点からも見ても異なるお菓子です。

また、「芋けんぴ」と「大学芋」にかけるソース、そして材料となるさつまいもの切り方の違いにも注目してみましょう。

 

①名前と発祥の由来

まず、「芋けんぴ」と「大学芋」の違いは、名前と発祥です。芋けんぴは、堅干や健肥などと当て字にすることもあり、高知県の名物として知られています。室町時代に広がった「巻餅」をベースにしたもの、あるいは安土桃山時代の白髪素麺の製法から由来したといった複数の諸説があります。

一方で、大学芋は、その名前の通り東京大学の近くにある三河屋というお店で誕生しました。甘い餡と黒ごまをまぶしたのが特徴で、大学生の間で人気となり、日本全国に広がったお菓子です。

 

②ソースの味付け

ソースの味付けにも、「芋けんぴ」と「大学芋」に違いがあります。どちらも砂糖を使ったソースを絡めていますが、大学芋はさらに甘さを追求しています。

砂糖と水を熱で溶かしたソースはもちろん、ハチミツやメープルシロップを使ってもおいしく食べられるお菓子が大学芋です。一方で、芋けんぴも、砂糖と水を溶かしたソースを使用していますが、ソースをかけなくても美味しく食べられるお菓子です。

 

③さつまいもを切る際の形状

「芋けんぴ」と「大学芋」の最大の違いは、材料となるさつまいもの切り方です。芋けんぴは、さつまいもを細く切っているのが特徴で、フライドポテトのような感覚で召し上がれます。

一方で、大学芋は、さつまいもを乱切りにしたお菓子です。芋けんぴよりも大きく、一口サイズで食べられるように切られています。

 

他にもたくさんある「芋けんぴ」と似たおやつ

「芋けんぴ」と「大学芋」が似ているように、さつまいもを使ったさまざまなお菓子があります。たとえば、芋かりんとうや芋チップスです。それぞれどのようなお菓子なのか調べてみましょう。

 

芋かりんとう

芋かりんとうは、芋けんぴ同様に細く切っているのが特徴です。芋けんぴとの違いは、地方によって名前の呼ばれ方が異なります。関東圏では芋けんぴと呼ばれているものの、鹿児島県など一部の地域では芋かりんとうと呼ばれています。

レシピとしては、「芋けんぴ」と「芋かりんとう」に大きな違いはなく、油で熱して、砂糖水を絡めて召し上がるお菓子です。

 

芋チップス

芋チップスも、さつまいもを使ったお菓子です。芋けんぴ、芋かりんとう、大学芋と異なり、スライス状に切ります。

芋チップスは、薄くスライスしたお菓子であるため、そこまで長時間油で揚げなくてもしっかりとした食感を得られます。好みで、塩や黒ごまをまぶせば香りも良く出るお菓子です。

 

まとめ

「芋けんぴ」と「大学芋」は、名前や由来に違いがあります。また、それぞれの調理過程で、ソースや切り方にも異なることから、両方を食べ比べてしてみるものもおすすめです。

ほかにも、「芋かりんとう」や「芋チップス」といったさつまいもを使ったお菓子がたくさんあります。健康食品としても人気の高い「さつまいも」を使ったお菓子を楽しんでみてください。

   

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